このハンズオンでは、自分のPC(Mac/Windows)を「まっさらな状態」から、大学の演習用サーバー(linsv)と全く同じプログラミング環境(GCC 11 / Java 17)に構築する手順を解説します。

「パッケージマネージャー」とは、スマホの App Store / Play Store のようなものです。コマンド1つでソフトをインストールしたり、難しい「パスの設定(Path)」を自動でやってくれる便利なツールです。

1. インストール手順

環境構築で一番の壁になるのが「パスを通す」という作業です。これを一言でいうと、「コンピューターにプログラムの場所を教えてあげる」 ということです。

なぜパスを設定するの?

コンピューターの中には何万ものフォルダがあり、何億ものファイルがあります。 あなたがターミナルで gcc と打ったとき、コンピューターは「えっ、gcc ってどこにあるの? そんなの知らないよ!」と迷子になってしまいます。

そこで、「コマンドを探すときにチェックする特別なフォルダリスト」gcc が入っている場所を追加してあげる必要があります。これが「パス(Path)を通す」という作業の正体です。

イメージ図

リストに登録しておけば、フルネーム(住所)を呼ばなくても名前だけで呼び出せます。

パスの検索イメージ

Positive : パッケージマネージャーを使ってインストールすると、この「パスの設定」を自動でやってくれるので非常に楽です!

大学の授業では Java 17 を使います。複数のバージョンが混ざって「動かない!」となるのを防ぐため、切り替えツールの jEnv を導入します。

1. JDK 17 のインストール

2. jEnv の設定

各設定コマンドを実行し、最後に jenv add でインストールしたJavaの場所を教えてあげます。

3. バージョンの固定

jenv global 17.0
java -version

大学の演習サーバー(linsv)と同じバージョンのコンパイラ(翻訳機)である GCC 11 を手元のPCにも導入します。

プログラミングを快適にするために、世界中で最も使われているエディタ VSCode を導入します。

1. インストール

2. おすすめの拡張機能

左側の Extensions アイコンから以下を検索してインストールします。

  1. C/C++ (by Microsoft)
  2. Extension Pack for Java (by Microsoft)
  3. Remote - SSH (by Microsoft) : 重要! 大学サーバー接続に必須
  4. Japanese Language Pack : 日本語化

[!TIP] VSCode 内で Ctrl + J (Macは Cmd + J) を押すとターミナルが開きます。

ターミナルで以下を実行し、正しく表示されるか確認します。

# C言語 (11.x.x と出ればOK)
gcc --version

# Java (17.x.x と出ればOK)
java -version

お疲れ様でした!これであなたのPCは大学の演習室と同じ、最強のプログラミング環境になりました。